中国より仏教が伝来して以来、日本の仏教は時代とともに様々な宗派に分かれて発展してきました。現在、主な宗派としては十三ありますが、その開祖を歴史的に見ると、次の4つの時代に大きく分かれます。
まず、奈良時代に栄えた「南都六宗」に流れをひく法相宗、華厳宗、律宗の三宗。平安時代の仏教家、最澄、空海を開祖とする天台宗、真言宗の二宗。末法思想が広まった平安末期から鎌倉初期にかけて開祖した融通念仏宗、浄土宗、浄土真宗、時宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗の七宗、そして江戸初期の黄檗宗です。
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