葬儀当日か四十九日に納骨することが多い
 納骨の時期には、とくに決まりはありません。遺族の都合がよい日を選びましょう。遠方から足を運ぶ親族に配慮して、四十九日、一周忌、三回忌の法要などに合わせることが一般的です。葬儀の当日に火葬場から直接墓地へ向かい、納骨するケースもあります。反対に、すぐに納骨せずに、しばらく遺骨を自宅に置いておくこともあります。
納骨するときは納骨式を営みます
 納骨の際には納骨式を行います。納骨式では僧侶を招き、読経をしてもらいます。遺族や親族の他、ごく親しい友人を招いて営むこともあります。
納骨式は次のように行います。
1.骨壺を墓に収める
2.卒塔婆を墓石の後ろに立てる
3.生花などを墓前に供える
4.僧侶が読経をする
5.参列者が焼香をする
式の後には僧侶に御布施を渡します。遠方の墓地に足を運んでもらった場合は、交通費(御車代)も渡します。墓地が檀那寺から離れている場合は、納骨をする前に檀那寺で読経をしてもらい、墓地へは僧侶を同行しないこともあります。
 遺骨を骨壺から出して直接墓に納めたり、骨壺を用いずに白い布の袋に詰めて、納骨する地域もあります。
●神式の場合
納骨の際には神職にお願いして、埋葬祭を営みます。最近では、五十日祭などに合わせて行うことが多くなっています。
●キリスト教式の場合
納骨の期日に決まりはありません。葬儀当日や月の命日や一年目の命日などに行うことが多いようです。納骨の際にはたいてい神父または牧師が立ち会い、聖書の朗読や、賛美歌の斉唱など、簡単な拝礼が営まれます。
納骨には埋葬許可証を忘れないようにしましょう
 納骨の日時が決定したら、墓地の管理事務所、もしくは墓地の石材店に連絡を取り、おおよその時間を伝えておきます。納骨の際には、火葬証明書と墓地の使用権証が必要です。火葬場では、火葬許可証に火葬済みの証印を押して返してくれます。これが納骨のときに必要となるので、骨壺に一緒に入れておくと良いでしょう。卒塔婆を立てたいときには、前もって寺院にお願いしておくようにします。

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