危篤の時の連絡は二〜三親等が目安になります
 医師から危篤を告げられたら、最後のお別れをさせたい人に連絡をします。まずその場にいない家族や親族に伝えます。
 親族はどの程度まで連絡すれば良いのか迷うところですが、二〜三親等以内を一応の目安と考えておきましょう。遠い親戚でも、普段から親しくつきあっていれば知らせておきます。その他本人と親しくしていた友人にも、連絡を取ります。危篤の連絡方法は電話が最も早く、一般的です。

伝えることは次の3点です。
 ●危篤の人の姓名
 ●現在その人のいる場所(病院なら病室の番号も)
 ●連絡先と連絡者の氏名
手早く、簡潔に用件を伝えます。

危篤の知らせは、連絡漏れの無いように注意しましょう。ふだんつきあいが無い場合でも、二親等以内なら、連絡しておいたほうがよいでしょう。
二親等とは
寺院や神社、教会にも連絡します
 危篤の時には、檀那寺にも、連絡しておきます。キリスト教となら所属する教会へ、神道なら神職へ連絡をします。
 檀那寺が遠方にある場合は、準備にかかる時間を考慮して、早めに連絡を取りましょう。檀那寺が遠方で、葬儀を依頼できないときは、近くの同宗派の寺院を紹介してもらいます。
 教会へは特に早めに連絡します。牧師(神父)が臨終に立ち会い、祈りを捧げるからです。まだ病人に意識があるうちに、牧師(神父)を呼びましょう。
遺影の選び方

 
遺影には特に決まりはありません。背広や和服などの改まった服装でなくても、また笑顔の写真でもかまいません。その人らしさが出ている写真を選びましょう。白黒もいいですが、カラーの方がより自然な感じになります。生前に故人が気に入っていた写真があるなら、それを使いましょう。引き伸ばしたときにきれいに仕上がるよう、顔に焦点が合っている、大きめな写真を選びます。フィルムを用意できれば、より鮮明に仕上がります。
 写真さえ選べば、引き延ばしや額の手配は、葬祭業者がしてくれます。
遺影と現金も準備しましょう
 時間に余裕があれば事前に、遺影に使えそうな写真を探しておきます。現金も用意しましょう。これから何かと出費が続きます。
 故人の預貯金は、死亡届の提出後には閉鎖されるおそれがあります。必要なら早めに引き出しておくとよいでしょう。
こんな時はどうするの?●
こんな時はどうするの?

Tokyo Hakuaisha

戻る